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PETフィルム

PETフィルムとは?

包装資材やクリーンルーム用品、静電気対策品で使う専門用語

PETフィルム について用語解説

PETフィルム

PETフィルムとは、ポリエチレン(PE)テレフタレート(T)という正式名称の高分子フィルムです。

一般のフィルムに比べて強度、耐熱性、光学特性に優れているため、工業用や包装用途など様々な分野で使われています。
特に光学特性の良さから、液晶テレビやプラズマテレビなどの薄型テレビの表面保護や、光の誘導に使う導光板などの部品としても使用されています。

防錆フィルム

防錆フィルムとは?

包装資材やクリーンルーム用品、静電気対策品で使う専門用語

防錆フィルムについて用語解説

表面の保護防錆フィルム・サランラップ

防錆フィルム

防錆フィルムとは、ポリエチレンフィルムの片面にサビ止め成分をコーティングして作ったシート材です。

一般的に鉄などの金属は、直接水がかかっていなくても湿気に触れていると、サビたり酸化します。
防錆フィルム表面からは常に微量の成分が発生しており、このガスが金属表面にとどまることで、酸化の原因である酸素分子が金属に接触するのをガードします。

防錆紙

防錆紙とは?

包装資材やクリーンルーム用品、静電気対策品で使う専門用語

防錆紙について用語解説

食器や食品用容器コンテナのサビ止め用包装紙

防錆紙

防錆紙とは、サビ止め成分を吸収させたり、表面にコーティングしている紙です。

鉄や銅などの金属は、水がかかったり多湿な環境に置いておくとサビてしまいします。
防錆紙の表面からは常に酸化を防ぐ成分が発生しており、この成分がが金属表面に吸着してとどまると、酸素分子が金属に接触するのをガードして酸化をさせません。

発泡スチロール(EPS)

発泡スチロール(EPS)とは?

包装資材やクリーンルーム用品、静電気対策品で使う専門用語

発泡スチロール(EPS) について用語解説

発泡スチロール(EPS)

発泡スチロール(EPS)とは、空気でふくらんだポリスチレン樹脂で作った、全体の約98%が空気でできている保護緩衝材です。
電気製品や割れ物などを購入したときに、緩衝材としてよく使用されています。

発泡スチロールは約98%が空気なので、逆に考えると原料は全体の約2%しかなく、大きさの割には省資源の材料です。
しかし発泡スチロールは、割ったり、表面を引っかくとすぐに崩れて破片が出てしまうため、割れにくくしかもゴミが出にくい発泡ポリエチレンが原料に使われる場合もあります。

発泡ポリエチレン

発泡ポリエチレンとは?

包装資材やクリーンルーム用品、静電気対策品で使う専門用語

発泡ポリエチレンについて用語解説

クリーンルーム用の導電性スポンジ緩衝材は、静電気帯電防止の対策ができるゴミが出ないPEフォームです。

発泡ポリエチレン

発泡ポリエチレンとは、無数の空気の泡が入っているので、柔軟性とクッション性がある保護緩衝材です。

発泡スチロールと良く似た外見ですが、違いは手にとって曲げるとすぐに分かります。
発泡スチロールは曲げるとすぐに折れてしまいますが、発泡ポリエチレンは柔軟性があるので、変型はしますが簡単には折れません。
家電製品の保護・緩衝材や、簡易的な断熱材・保温材として使います。

プラダン・ダンプラ(プラ段・段プラ)

プラダン・ダンプラ(プラ段・段プラ)とは?

包装資材やクリーンルーム用品、静電気対策品で使う専門用語

プラダン・ダンプラ(プラ段・段プラ)について用語解説

電子部品に影響がない導電性の養生板は、クリーンルーム用の衝撃吸収する保護あて板です。

プラダン・ダンプラ(プラ段・段プラ)と

プラダン又はダンプラとは、ポリプロピレン(PP)樹脂でできた、段ボールとよく似た形の軽い板材です。
引越の時やリフォームなどの内装工事の時に、建物の壁に貼り付けて傷からガードするような養生では、半透明のプラダンが多く使用されています。

断面は段ボールとよく似ており、長方形の隙間が規則正しく整然と並んでいます。 プラ段は、プラスチックの強度を持ち、中空なので軽量。
そして外からの衝撃も吸収することができます。

不織布

不織布とは?

包装資材やクリーンルーム用品、静電気対策品で使う専門用語

不織布について用語解説

クリーンルーム用不織布ワイパートライセプターは、紙粉や初塵が少ないウエスです。

不織布

不織布とは、熱や接着材を使ったり、高圧の水流の中で繊維を重ね合わせた、織らずに作ったシートです。
身近な製品では、使い捨ておしぼりやウエットティッシュによく使用されています。

一般的な布とは違って糸を織る必要がないため、短時間で製造することができます。
また様々な種類の繊維を材料に使用することで、「水に強く、柔らかく、強靱なシート」といった様に自在に性能を調整することができます。

PPなどの石油系の繊維を使用することが多いので、ソフトなプラスチックとも呼ばれます。

フォギング

フォギングとは?

包装資材やクリーンルーム用品、静電気対策品で使う専門用語

フォギングについて用語解説

フォギングと

フォギングとは、製品の原料に含まれる物質が高温下で揮発して、冷えたガラスを曇らせる現象です。
氷水が入った冷たいコップの周りに、大気中の水蒸気が水滴となって着いて曇るのと同じ現象です。

特に自動車業界では、ドライバーの視界不良の原因となるこの現象を問題視しています。
自動車の内装に使われている素材に含まれる添加剤が高温時に揮発して、フォギングを発生します。
低VOC(揮発性有機化合物)の材料であれば、この現象を抑えることができます。

VOC

VOCとは?

包装資材やクリーンルーム用品、静電気対策品で使う専門用語

VOCについて用語解説

VOC

VOCとは、揮発性有機化合物の略称です。
大気中で気体状になる揮発性の有機化合物の中で、沸点が50℃~260℃の物質がその対象になり、これらを吸引すると、頭痛や神経障害など人体に害を及ぼす原因になります。

またVOCは大気中で光化学反応をおこし、様々な大気汚染の発生原因になると考えられています。
ペイント剤の溶剤や洗浄液などにもVOCが含まれており、大量に大気中へと排出されいます。

諸外国と比較しても排出量が高い日本は、VOC削減が課題になっています。

ポリイミドフィルム

ポリイミドフィルムとは?

包装資材やクリーンルーム用品、静電気対策品で使う専門用語

ポリイミドフィルムについて用語解説

クリーンルーム用耐熱難燃テープは、絶縁性や耐薬品性に優れた高強度の粘着テープです。

ポリイミドフィルム

ポリイミドとは、イミド結合を含む高分子を呼ぶ総称です。
数ある高分子材料の中でも極めて強固な分子構造なので、幅広い用途で高い性能を発揮します。

優れた耐熱性と高い強度があり、電気絶縁性にも優れています。
熱に対する膨張率も有機物としては低く、高温で使っても寸法変化が少ないので、寸法の誤差を抑えることができます。

プリント基板のマスキング用途など、高温下での養生などにも使われるフィルムです。

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